ソニー生命様による、全国の中学生200名・高校生800名を対象に実施した「中高生が思い描く将来についての意識調査」が発表されています。
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2025/nr_250731.html
今年で6回目の調査とのことですが、調査結果を拝見すると、子どもたちが将来に対して不安に感じる傾向が強くなり、より安定を求めているように見受けられます。将来なりたい職業についても、安定した職業という認識から「公務員」と回答する割合が男子中学生1位、女子中学生2位という結果になっています。
また、その他の職業を見て感じるのは、中高生は自身が知っている職業の中からしか回答してないということです。これは大人でもそうなのですが、誰しも、知らない職業は選択肢の中には入りません。
社会には多様な職業、職種、産業があることを中高生に知ってもらう我々の活動は、将来の職業選択を考えるという意味でもとても意義があるのではないかと自負してます。
同時に、経済産業省がまとめた「未来人材ビジョン」レポートも大変興味深いです。
https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf
本レポートでは、未来に求められるスキルとして、思考力・革新性・協働力など基礎を超えた力の重要性をあげ、未来の働き方の準備として、テクノロジーと社会構造の変化に適合した法制度・セーフティネットの構築が必要であると述べています。
私どもが提供するの中高生向けキャリア教育プログラムにおいても、子どもたちが感じる不安の正体(社会・経済・技術)を理解し、変化に備えるレジリエンスを持つ力を育めるよう考えてまいります。
私たち自身も社会理解力・適応力を高めていかねば。
小林